贈り物マナー
人生の“大先輩”に、心からの敬意と思いやりを。
日頃から伝えたくてなかなか伝えられない感謝の言葉を添えて、敬老の日や賀寿など、
おめでたいご長寿をお祝いしましょう。
長寿祝
- ■いつ贈る?
敬老の日の場合は、9月の第3月曜日ですので、お祝いの品は半月前から前日までに届けるようにしましょう。
還暦をはじめとする賀寿のお祝いの場合も、誕生日の少し早めか前日までに。食事会などの祝宴が開かれるときには、
当日持参しても問題ありません。 - ■何を送る?
敬老の日、賀寿、いずれの場合も、ご本人の趣味に合わせたものや、もし分かるのであれば、
日頃欲しがっておられるものが良いでしょう。体をいたわるやさしさグッズや健康グッズ、こだわり素材の上質な日用品など、ご長寿ならではの視点で選ぶのもポイントです。
目安としては、自分で買うにはちょっと賛沢に感じるぐらいのものがおすすめです。 - ■表書き・水引は?
[敬老の日]
◎表書き/寿・長寿御祝・御祝・寿福・万寿・敬寿
◎水引/紅白または金銀蝶結び[賀寿のお祝]
◎表書き/寿・長寿御祝・御祝・寿福・万寿・敬寿・○○御祝・祝○○
(○○部分には、還暦。古希、喜寿・・・など、賀寿の名称が入ります。)
◎水引き/紅白または金銀蝶結び - ■気をつけることは?
60歳という年齢は、昔とは違いまだまだ現役イメージが強くなっています。伝統的な還暦祝いをするか、人生の節目に感謝の気持ちを伝えるイベントにするかは、ご本人の意向を尊重するのがベスト。また、敬老の日にお祝いされると、お年寄り扱いされたと不快に感じる方もいらっしゃいます。こちらについても、本人の意向を尊重することが大切です。
賀寿について
- 賀寿とは、長寿のお祝いのこと。
一般的には、干支が60年でひと回りする還暦からお祝いされてきましたが、平均寿命が延びた現代では、
まだまだ現役で活躍している方も多く見受けられます。
還暦でお祝いされると、“老人扱いされた”と不快に感じ、失礼にあたることも。
誕生日をいつもより少し盛大に祝う程度で良いかもしれません。
何よりも、本人の意向を尊重することが大切です。
賀寿の名 | 数え年 |
---|---|
還暦 [かんれき] | 61歳(満60歳) |
古希 [こき] | 70歳(満69歳) |
喜寿 [きじゆ] | 77歳(満76歳) |
傘寿 [さんじゆ] | 80歳(満79歳) |
米寿 [べいじゆ] | 88歳(満87歳) |
卒寿 [そつじゆ] | 90歳(満89歳) |
白寿 [はくじゆ] | 99歳(満98歳) |
百寿 [ももじゆ] | 100歳(満99歳) |
茶寿 [ちゃじゅ] | 108歳(満107歳) |
皇寿 [こうじゅ] | 111歳(満110歳) |
珍寿 [ちんじゅ] | 112歳(満111歳) |